自分の肌に合った成分入りの化粧品を使おう
肌は年齢や環境もしくはなりたい状況を見極めて化粧品を選びましょう。
使っている化粧品にはどんな成分が入っていますか?
あなたの悩みに合わせて化粧品を選びましょう。
美白化粧品でも美白を防ぐのか、それとも美白を促すのかで合う成分が変わります。
アンチエイジングもシミなのかシワなのかたるみなのか・・・合っている悩みで成分が決まります。
年代や季節によってもいろいろ選択する必要があるので、なんとなく同じ化粧品を使い続けるよりは自分に合ったケアを行いましょう。
美白成分とは?よく聞くけど何があるの?
上記でも述べた通り、最近流行りの成分でもどう美白に対してアプローチするのかは異なります。
簡単にまとめて見ましたので、参考にしていただければ幸いです。
ビタミンC誘導体
ビタミンCはチロシナーゼという酵素の働きを抑え、シミの原因であるメラニンを作るメラノサイトの働きをブロックします。
またできてしまったメラニン色素(シミ)の色を薄くする作用もあります。
ビタミンCは1回の摂取量が500mgを超えると消化器官からの吸収量が逆に低下すると言われています。
水溶性速攻型⇨アスコルビルリン酸Na、リン酸アスコルビルMg、アスコルビルエチル
肌の中に入りにくいですが、肌に入ると即効性があります。濃度が高すぎると乾燥する場合も。
水溶性持続型⇨アスコルビルグルコシド
肌の中には入りにくいですが、水溶性の中でも安定性が高く、持続性が高い。
油溶性⇨テトラヘキシルデガン酸、アスコルビル
肌の中に入りやすく、肌の中でゆっくりとビタミンになる。ただしビタミンCとして含有量は低い。
両親媒性(水溶性+油溶性)⇨パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na、ファンコス酸3Na、イソステアリルアスコルビルリン酸2Na
最も肌に入りやすく即効性も高いです。ただしビタミンCの含有量が低い。
プラセンタ
プラセンタにはメラニン(シミ)を作るメラノサイトに働きかけ、メラニンの生成を抑える働きがあります。
さらにターンオーバーを促すこともできます。
他にも肌荒れ防止・ハリ弾力のアップ・乾燥ケアにも効果的です。
プラセンタにはヒトプラセンタエキス・豚プラセンタエキス・加水分解馬プラセンタ・加水分解サケ卵巣エキス・メロン胎座エキスなどがあります。
アルブチン
アルブチンもメラニンを生成する『チロナーゼ』の働きを抑えてシミ・そばかすの色素沈着を防ぎます。
医薬部外品の有効成分として承認されており、α-アルブチン、β-アルブチンの二種類があります。通常アルブチンと呼ばれているのは後者です。
トラネキム酸
トラネキム酸は化粧品への配合は認められておらず、医薬部外品と医薬品飲みに配合されています。
美白だけではなく、肌荒れにも効果が認められています。肝斑や喉の炎症にも効果があると言われています。
トラネキム酸はメラニンを作る『プラスミン』をブロックすることによって、美白効果があります。
コウジ酸
メラニンを生成する酵素『チロシナーゼ』の活性に欠かせない銅を奪い取ることによって、シミ・そばかすを防ぎます。
美白の他にシワ、たるみ、黄ぐすみにも効果が期待できます。
カモミラET
ハーブの一種であるカツミラから抽出された美白成分です。
シミを作るメラノサイトにメラニンを作る伝達物質『エンドセリン』の作用を抑えてシミ・そばかすを防ぎます。
カツミレ花エキスは抗炎症作用や抗酸化も期待されていますが、エキス抽出方法が違うため美白有効成分としては認められていません。
ハイドロキノン
ハイドロキノンはアメリカで古くから使われている美容成分です。
日本でも2001年から化粧品として使用できるようになりましたが、安全性の懸念から市販の化粧品にはあまり配合されていません。
メラニンを生成する『チロナーゼ』を抑制する働きがありますが、アルブチンやコウジ酸よりも10倍・100倍は強いと言われています。
医薬部外品の美白成分は?
エナジーシグナルAMP・リノール酸S⇨メラニンを排出する働きがあります。
エラグ酸・マグノリグナン・ルシノール・4MSK⇨チロナーゼの活性を阻害する効果が期待できます。
化粧品の美白成分は?
アセロラエキス・カキョクエキス・カンゾウ根エキス・シャクヤク根エキス・ソウハクヒエキス・プルーン分解粉・雪見草エキスには美白に効果があると言われています。
チロナーゼを阻害する働きをあるもの、排出する働きのあるものをそれぞれですが今回は割愛させていただきます・・・!
医薬部外品と化粧品の違いは?
「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」にはどんな違いがあるの?|商品の成分表示の基礎知識|乾燥性敏感肌のための生活情報 お肌ナビ|花王株式会社
の内容を引用させていただいています。
「医薬部外品」とは、厚生労働省が許可した効果・効能に有効な成分が、一定の濃度で配合されています。[治療]というよりは[防止・衛生]を目的に作られています。
「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐ」「皮膚の殺菌」など、効果のある有効成分が配合されているのでその効果を訴求できます。また「薬用」とは「医薬部外品」で認められている表示ですので「薬用=医薬部外品」となります。
「化粧品」とは、医薬部外品と比較してもさらに効能・効果が緩和で、清潔にする、美化する、魅力を増す、健やかに保つなどの目的で使用される製品です。
医薬部外品に認められている「肌荒れ・荒れ性」「にきびを防ぐ」「皮膚の殺菌」などの効能・効果は認可されていないので、パッケージなどで表現することはできません。
ので、医薬部外品の方が比較的効果が実感しやすいと言われています。
私は今回いろいろ勉強して見て、自分に合った化粧品を使いたいなと思いました。
美容成分キャラ図鑑には他にも細かく色々書いてありますので、興味のある人は見てみると面白いかもしれないです。